こうして私はうつになった その4│自分から歩み寄る

鬱の経緯

打開策は本の中に…

工場長や上司がADHDについて認めようとしない
私は非常に悲しく、やるせない気持ちになっていました。

私はどうしたものかと打開策を見つけるため本を読みました
「人に変わってほしければ、まずは自分から変わりなさい。」という言葉が胸に刺さりました。

それから、少しでもいいなと思ったところを部分肯定し、口に出して理解を示しほめるようにしました。


自分から歩み寄った結果…

あれだけギクシャクしていた工場長、上司との関係が少しずつ改善し、心を開けるようになりました。

私は「社長のことももっと知ろう」と思いました。
社長の好きな話題に全振りし、明るく前向きな社員になろうと努力しました。
もちろん嘘偽りではなく、本心からの歩み寄りです

その延長で、社長の誕生日に「才能がわかるウェブテスト付きの本」をプレゼントしました。
「社長はきっとこんな才能を持っているんじゃないか」と予想を立てながら、
本を手渡すときはワクワクしていました。

だから、社長との食事会の日を心待ちにしていたのです。
本に載っていた自己分析ツールを試した結果を一緒に語り合い
社長のことをもっと知り、もっと仲良くなれると信じていました


突きつけられた現実

けれど、社長はその日、ウェブテストをやって来てくれませんでした
悲しかったですが、お忙しい方なので仕方がありません

話し合いは次に移行します。
「ADHDの現状を正直に伝えたい。いいところで貢献したい」と。

勇気を出して話し始めたとき、社長の笑顔が消えました
声色は堅く、すぐに別の話題へ切り替えたそうにしていました。

そして、返ってきた言葉はこうでした。

「世の中にはもっとつらい境遇の人がいるんだから、お前は障害ではない。」
思い込むからそうなる。考えないようにした方がいい。」
「お前が周りに合わせろ。」

たとえ話や態度で「お前の障害のことは認知しないし、対応を変える気もない」と言われているようでした。

その瞬間、存在そのものを否定されたように感じました。
怒りを通り越して、悲しさと絶望が一気に押し寄せてきました。


本当に欲しかった言葉

僕が聞きたかったのは、こんな言葉でした。

  • 「長所を伸ばすのはとてもいい考えだ。どんなことが得意なんだ?」
  • 「お前が抱えているADHDについて詳しく話を聞かせてくれ
    いいところも悪いところも話し合って、対策を立てよう」

努力してきたつもりでした。
孤独に耐えながら、それでも社長と分かり合おうと。
でも、その思いは分厚い壁の前で跳ね返されるばかりでした。


次回予告

次回は「こうして私はうつになった ファイナル」では、
決定的に心が折れてしまった瞬間──新製品のミーティングと
涙が止まらなくなった日について書きます。


コメント

タイトルとURLをコピーしました