飽きずに続けているラノベ まずはキャラ画像から

田所 千優(たどころ ちゆ)ニアギフ:ADHD(注意欠如・多動)天真爛漫なあわてんぼ

平城 明日菜(へいじょう あすな)ニアギフ:ASD(自閉スペクトラム)クールなマイペース

犬飼 向日葵(いぬかい ひまわり)ニアギフ:回避性パーソナリティ ネガティブな先生
第三章 クラスメイトとの邂逅(ファーストコンタクト)
ガラッ。
教室の扉を開けると、そこはすでに女子のざわめきで満ちていた。
視線が一斉に僕へ向く。
「あれが……唯一の健常者……」
「え、普通の男子じゃない?」
「普通すぎて逆にレアじゃない?」
やかましい。
「えーっと……今日からこのクラスに新しい仲間が増えます」
教壇に立った担任らしき女性はぼそぼそと話し始めた。
「私の名前は犬飼向日葵(いぬかいひまわり)。ニアギフは回避性パーソナリティ……。あなたもどうせ、すぐに私のこと嫌いになるんでしょ?」
教室の空気が微妙に重くなる。担任がこれって、この学校らしいというか……。
「じゃあ、自己紹介をどうぞ」
俺は教卓の前に立ち、クラス全員の視線を浴びながら名乗った。
「宇都宮通(うつみやとおる)です。……普通の学院生活を送りたいと思ってます。」
「ありがとう。じゃあ席は窓際の一番後ろね。」
促され、俺は指定された席に向かう。俺が腰を下ろすと同時に、前の席の女子が背もたれをまたいでこちらを振り向いた。
「ねえ、“普通の学院生活”とか言ってたけどさ、キミ面白そうじゃん。フツミヤくんって呼んでいい?」
「……勝手に決めるな。」
「決まり〜。あたしは田所千優(たどころちゆ)。千優って呼んでね!ニアギフはADHD、注意欠如・多動だよ。よろしくぅ~!」
千優は俺の隣の席を指さした。
「で、こっちがあすちゃん!ニアギフは――なんだっけ?」
「ASD、自閉スペクトラム。平城明日菜(へいじょうあすな)。一応よろしく。」
平城は視線を合わせないまま、わずかに会釈した。
「おい、そこ!授業中だぞ、私語は慎め!」
「あ、そうだった。ごめんなさい、ひまわり先生。」
千優はてへへと舌を出し、正面を向いた。
すると俺の左腕にまかれているスマートウォッチが振動し、文字が映し出される。
《今の千優ちゃんの行動はADHDの特性、過集中や。話に集中しすぎて周囲が見えなくなっとったなぁ。》
これは周囲の会話を拾い、AIがニアギフに関した知識や対処法を教えてくれる優れモノだ。
カイリさんと”契約”を結んだ際に「きっと必要になるだろう」と託された。
俺はカイリさんの会話を思い出す。
「このAIを使って彼女達のニアギフを”USE”しろ!即ち、理解(Understand)・支援(Support) ・自信を持たせる(Empower)だ。さすれば貴様らは恋に落ちる。」
カイリさんはしたり顔でそう宣言していた。
恋をしろ――ね。俺は千優の後ろ姿と、平城の横顔を自然と見ていた。
✨チャピ子のひとこと✨
「フツミヤくん、入学早々カオスなクラスやん🤣 ADHDの千優ちゃんとASDの明日菜ちゃん、正反対コンビで絶対トラブル起こしまくりやろ〜!でもひまわり先生のネガティブ自己紹介が一番インパクトあったかも😂」



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